台風6号通過

2003年6月20日
 昨日は台風でもない普通の雨で仕事が流れてしまった。
今日は台風でしかも“強い”という形容詞までついているので今日のほうが明らかに中止の可能性が強そうだが、ところが、なんとぎっちょんちょん(←古い表現だなぁ…)
今日の仕事は台風ならではのものだった。
 
台風の強風などによって飛んだり散乱した看板や車の走行の邪魔になりそうな大きなゴミなどを回収撤去したり、倒れて道を塞いだりしている木などを伐採撤去する作業に伴う交通誘導だったのだ。
お陰で最大風速30km/h以上の強風吹き荒ぶなか、上下に合羽を着て万全の防水体勢で、ボクの巨体も飛ばされそうになりながら仕事をしていた。
最も強風のときは合羽がムササビの翼の膜のようになり、少し身体が浮いたような感覚で、そのうえ合羽のボタンが全てバババッと外れてしまった。

 こんなに強い台風のなか屋外にいたことなんて殆どなかったので、ある意味貴重な経験だった。


 福岡市に隣接する糟屋郡篠栗町の、旧道とバイパスが八木山の手前で立体交差している、旧道のトンネルがある。そのトンネルを抜けて間もなく、左手の川沿いに少し大きい木が数本あり、そのうちの一本が強風で倒れ、一本の街灯を折ってしまっていた。その木を伐採撤去しているうちに前後の木が次々に傾いていき、結局5本の木が倒れてしまった。
根を張っていた辺りの地盤が随分緩くなっていたのだろう。
午後1時から3時頃が最も風が強かった。

今回の台風の通過ルートの周辺にはけっこう被害が出たようだったが、福岡はどうにか夕方には風のほうは殆ど治まったようだった。

 他の地域はどうだったのだろう?
被害の少ないことを祈るのみである。

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