今週月曜日に、クルマ屋さんからケータイに電話がかかってきた。
「本当にお待たせしましたが、やっと修理が終わりました。明日火曜は申し訳ありませんが、当社は定休日ですので、水曜日以後ならいつでも取りに来て頂いて結構です」
 3年前、現在の愛車を買った『E屋』は福岡市の東区に隣接する久山町に店舗を構えている。
購入した当時は小戸公園近くの『オートモール小戸』に出店していた。
 福岡市西区小戸は、車を飛ばせば15分程度で着く。アパートから最寄(けっこうかかるけど)の大型中古車展示場が『オートモール小戸』なのだ。
ココには中古車取り扱い業者10〜15社ほどが一堂に会し、常時400〜600台が展示されている。

 新車で購入するほどリッチではない僕だったので、当時乗っていた車がエンジントラブルでもうオダブツ寸前になったときは、急遽そのままその車で『オートモール小戸』に向かった。

 展示場に多数並んでいる車の中、僕と運命的な出会いをしたその中古車は…
3年落ち、つまり平成7年式のフォード社「フェスティバ」(1500cc)の5速ミッション車。
走行距離はまだ17000km程度で、車両価格28万円だった。
「この車、なんでこんなに安いんですか?」
尋ねると、後ろを見るように言われた。
ハッチバックの外側、右端から20cmくらいの箇所が、ベコッと凹んでいた。おそらく直系7〜8cm程度の標識か看板のポールにバックでぶつかったのだろう。
 修理は可能なのだが位置的にかなり困難で、凹みも微妙でしなやかな湾曲を描いていた。見た目テキにも、さほどみっとも無いことはない様子だった。

「この凹みを治せば40〜50万くらいを考えていたのですが、凹み有り28万円でももし買い手があるならそれでも良いか…」
そう考え展示したのだと説明してくれた。
「売約成立ののちにどうしても直して欲しいということでしたられれば+2〜3万くらいで承ります」
と言ってくれたが、このまま乗っても性能には問題なさそうだったので28万で手を打った。
諸経費コミコミで40万程度になったが、この車には若干大きめだが、ちょうどアルミホイールが1セット(4本)店に入ってきたところだったので…とアルミホイールの代金&工賃を無料サービスしてくれた。
 しかもその場で売約が成立したので、乗って行った車のほうも1万円で廃車手続きを請け負うということになった。
そして現在本店にしか代車がないので…と約30分ほど待たされたがカーキャリア・トラックを用意してくれた。
 廃車にする車を荷台に、僕は助手席に乗せて貰って本店まで移動した。
本店で売買諸手続きを全て済ませ、
「納車までの間乗っていてください」
と用意してくれた代車に乗ってその日は帰宅した。

 このカーショップはいつも対応が迅速で、このとき納車まで1週間を要さなかった。

 以後、ちょっとしたトラブルや車検なども全て、この『E屋』にお願いしているが、いつも大変良心的な金額で本当に助かっている。


 僕はドライブが趣味で、この愛車で九州各県を何度も観光している。
 この3年間で6万km以上も走行していた。
 2ヶ月ほど前からギヤチェンジの際に違和感を感じ、クラッチ盤が滑っている感覚があったのでクラッチ盤の交換と、かなり磨耗が進行していたタイミングベルトの交換も頼み、それに付随した修理作業も一式お願いしていたのだった。

久山町の本店へ車を持って行ってから、実に約3週間の“大手術”だった。

 そのわが愛車をようやく今日、引き取ってきた。
 代車の4速ミッションにも先週末くらいから、やっと慣れてきた(マイカーのほうは5速なので、つい5速の場所に動かしてしまいそうになっていた)ところだったが…

先方の店内で受け取った請求書には、
カタカナの部品名が14項目羅列されていた。
そして…

部品合計 55,590円
整備合計 32,982円
消費税   4,428円

…の、〆て93,000円也。だった。


 これでまた、やまなみハイウェイでも、霧島温泉群でも、母の郷里(鹿児島県川辺郡大浦町)でも、何処へでも快適なドライブができる。
 とりあえずは来月(7月)辺り、佐賀の温泉でも行ってみようかなぁ…

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