♪あの頃二人のアパートは 裸電球まぶしくて
  貨物列車が通ると揺れた 二人に似合いの部屋でした♪

…でお馴染みの南こうせつさんの名曲『赤ちょうちん』の中で、
 ♪雨が降ると仕事も行かず キャベツばかりを齧ってた〜
という一節がありますが、まず、昨日の日記を読んでいただいて…
その結果、結局今日は仕事は入らず…
 雨で仕事がなく、今日の夕食はもう作るのが面倒だったので、スーパーの惣菜コーナーで出来合いの「チキンカツ」を買ってきてオカズにした。
チキンカツを食べ終わり、下に敷き詰めてあるキャベツの千切りを食べていると、思わず『赤ちょうちん』のその一節が浮かんできた。
 何だか、侘びしいなぁ…

 前述の通り、仕事が無かったので、
また、
 ♪しょうがない 雨の日はしょうがない〜
(なんか歌ばっかりだなぁ…。ちなみにこの曲は『雨が空から降れば』by小室等)
…とばかりに遅くまで眠ってました。

 昼ごろ目覚めて、せっかく時間があるから先日借りてきたビデオ『Red Shdow 赤影』を見た。
しかし…何なんだ?この映画はっ!
この映画に『赤影』の名を使わないでくれっ!
と言いたい。
 少年の頃、僕が夢中になった忍者ヒーロー『赤影』とは全く別物!
 横山光輝先生原作でテレビ化&映画化されたかつての『仮面の忍者・赤影』のイメージを期待してこの映画を見ると見事に裏切られることになる。

 キャスティングも、はっきり言って勘弁してほしい。
 主役の赤影・安藤政信は主役としては明らかに役不足。青影・村上淳も、とても忍びには見えない。
 くのいち・アスカのカンゾー先生・麻生久美子は思った以上に“くのいち”らしくて意外に良かったかも…。
彼女をストーリー中盤で死なせて、その死による憂いを赤影に背負わせる必要があったのだろうか?
最後までアスカを生き長らえさせて、赤影には他のものを背負わせる方法もあったのでは…?と思ってしまった。
 冒頭に登場した布袋寅泰も、かなりインパクトのある登場で凄い存在感も漂わせておいて、結局あれだけかいっ!
 古代の一族の長老役も、きたろうさんじゃコントにしか見えないよぉ…。
 他流の忍者として吹越満さんが出ていたが、あの忍者の一群はストーリー上、何の必要性も感じられなかった。
 存在感はあるものの、竹中さんは相変らずの若干オチャラケを取り混ぜーの、藤井フミヤやら根津甚八やら陣内さん(陣内さん、あの悪役はかなりイタダケませんぜ)など、意味無く豪華なのがかなり無駄に感じられた。

 キャスティングで僕がなかなか成功していると思ったのは津川雅彦さんと日本一の斬られ役・福本清三さん、それに松重豊さんだけ…。

 新体操のアリーナ・カバエワなんて、ふざけているとしか思えない。
 姫役の奥菜恵も、舌足らずな口調で凛々しさの欠片も感じられない。あれなら星野真里か矢田亜希子、新山千春、仲間由紀恵、黒谷友香辺りのほうがずっと良かったんじゃないだろうか?
あ、川幡由佳さんってーのも結構アリかもしんない。
 ま、総合評価20点ってところかな〜?

 邦画を軽視している映画ファンが多い中、僕はかなり邦画も好きで頻繁に見ているほうだが、東映創立50周年記念作品と銘打ってこんな映画を作っているようでは、映画ファンが洋画へと流れていくのも仕方ないとさえ思ってしまう。
最後のスタッフロールを見ると、
   原作:横山光輝
とあったが、はっきり言ってこの一行は削除して欲しい。全くの別物だし、横山大先生に対する冒涜だ。

 とにかく、この映画はダビング保存の必要なし…と判断した。
ちょっと頭にキてしまった。
 昔の、坂口祐三郎さんの『仮面の忍者・赤影』が見たいよぉ〜。

コメント