マスクをして仕事をすればよかったかなぁ…
と思ったのも後の祭り、既に大量の粉塵を吸い込んでしまったかもしれない。
 今日、僕は先週土曜に残業をしたのと同じ、国道3号線に居た。

 毎度お馴染みN社は、地元では国道の維持管理に関する諸々の作業を行っている。
御笠川の氾濫で川の周囲に流れ出した河水と共に川底に沈殿していた大量の汚泥まで大量に溢れ出した。 
 日時が過ぎて乾燥してしまった汚泥は車が通るたびに、そのタイヤで空中に舞い上がり、都会の汚れた空気を更に汚染してしまった。
 川底のヘドロのような汚泥だから、バクテリアや悪い菌が大量に空気中に拡散してしまったかもしれない。
事実、帰宅後にティッシュと綿棒で鼻腔の中を掃除するとティッシュは真っ黒になった。


 近隣住民や、こういう清掃作業によって、国道3号線のこの界隈も、少しずつではあるが、元通りの景色を取り戻しつつある。
考えて見ると4年前の災害の際も、同様の過程を経て元通りになったんだなぁ…なんて思った。

 それでも乾燥した汚泥は車道といわず歩道、各敷地内といわず、まだ大量に残っていて、歩道のインターロッキング(歩道に敷き詰められているタイル状のレンガ)や側溝の蓋、道路の端などに頑固にこびりついているところも多い。
箒で刷いたり角型スコップで剥ぎ取ったりしては見るもののなかなか取れ難いものもある。

「いっそのこと、もう一度バーッと本降りになったら、ずいぶん洗い流されてキレイになるのかも知れないねぇ」
同僚のOクンにそんなことを言っていたら、本当に大粒の雨が降り出した。
晴れ男パワーはやっぱりすごいようだ。

 ほんの20分程度の通り雨だったが、思ったとおり、少しは流されてきれいになった。
 やはり本格的な雨が、あと2〜3回くらいは降ってくれなければ、完全に元通りに復帰するのは難しいのかも…

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