脇役バンザイっ!

2003年8月16日
 お盆休みも残すところ、あと明日日曜日のみだと言うのに、何の予定もない。
昼過ぎに漸く目覚め、ボーッとTVを見ていた。

 最近、TVのCMなどでよく出演していて、気になっている人が居る。
 俳優の並樹史朗さんだ。
かなり昔から色々な映画やドラマで気になっていた脇役俳優である。
 ケータイ電話会社auの家族割引か何かのCMで、奥さん、娘、息子と“調印”している眼鏡のアノ俳優さんだ。
少し前まで放送していたキムタクの缶コーヒーCMでは電車の網棚から頭上にカバンを落とされる疲れた中年サラリーマンを演じていた。
 福岡ではFBS福岡放送の“サムライ課長”として、野球放送&ホークスに熱いエールを送る課長を演じている。
元々は文学座の俳優さんだったと思う。
ここ数年、いつも何かのドラマで見かけるので、ここ最近特に気になってきた。


 同じように、最近よく見かける俳優さんで気になっているのが松重豊さんと津田寛治さん。

 松重豊さんは190センチの長身とその独特の風貌で、コワいヒトから、主役を応援する善人の役なども広く演じている。
 現在放送中の「ひと夏のパパへ」では警官役を演っているし、数年前CXでやっていた長瀬智也主演「ビッグマネー」ではヤクザ幹部だけどホントは優しいマッキー(蒔田)を演じていたが、すご味のある目付きはマジで怖い人なんじゃないかと思ってしまう。
Vシネマなどでは殺し屋なんかの役で見かけることもあるし、結構古い映画「地獄の警備員」では殺人鬼になる警備員という主役だった。

 津田寛治さんは2、3年前のTBSの昼帯ドラマ「楽しい幼稚園」で、主人公の一家の若いパパ役で高岡早紀のダンナ様で、爽やかで高感度の高い役柄をやっていたかと思えば、映画「模倣犯」では中居クンと共に犯罪を繰り広げる語学万能な共犯者・ヒロミを演じていたし、日テレ系で去年放送された酒井若菜ちゃん主演の『恋愛裁判』では、主人公の先輩の、ちょっとイヤミでエロエロな恋愛弁護士役をやっていた。
 CMでも昨年のJ-PHONEのクリスマスバージョンではスッゴく可愛い顔の男の子と共演して、親子で「サンタさんにとどけ〜」って、クレイジーケンバンドの「クリスマスなんて大嫌い!!なんちゃって」をBGMにしたCMをやっていた。
サントリー「ダカラ」のCMではずっと一番エラソーな小便小僧の声をずーっとやっているし、最近はローカロリーのビールのCMでビールを飲み干す横顔がOAされていたが、やっぱりダカラの関係でサントリーだったっけ?

 あと、昔からずっと頑張っている息の長い脇役俳優さんでも結構好き…というか、気になっているな俳優さんは多い。
 山本紀彦さん(かなり古いドラマ、石立鉄男主演「気になる嫁さん」の弟で体力バカの力丸役)、沼田爆(かなり沢山のドラマ、映画に出演、先日の水戸黄門では蕎麦屋に弟子入りしたいという少年の父親役で出てました)さん、横山あきおさん(ビートたけし「みんな〜やってるかー?」の工場のオヤジ、中島久之さん(「赤い衝撃」で百恵ちゃんのお兄さんの医師)、中丸新将さん(妻夫木「ブラよろ」で小児外科医とかキムタク「HERO」で検察のおエライさん)、西沢利明さん(映画「誘拐」で身代金を持って新宿を走り回っていた)、奥村公延さん(「ぽっかぽか」の喫茶店を営む老夫婦のおじいちゃん)、須永慶さん(「ショムニ」の専務やモックン主演「幸福の王子」の坂下千里子の父、医者の役がやたら多い)、浜田晃さん(「踊る…」でギバちゃんや筧さんの補佐、捜査一課長・白髪まじり)…
など、数えたら、本当にキリがない…

 脇役って、目立たないけど主役を引き立てて、いつも嫌われ役や関係ないキャラを演じています。だけど、なんか妙に気になるんですよねー。
 特に僕は昔っからテレビや映画が大好きだったので、幼いころから、時代劇で数え切れないくらい死んでいる日本一の斬られ役・福本清三さんなんかを「暴れん坊将軍」「大江戸捜査網」「遠山の金さん」などで見ながら「この人、また殺されてるよぉ〜」なんて思いながら見ていたものだった。
 東京でADをしていた頃は、出演者に連絡を取ったり、緊急の際の連絡先を直接聞いて制作ノートなどに書いたりしなければいけないので、初めのうちはいつも「タレント名鑑」を常備していたので、いつの間にか仲間内で「歩くタレント名鑑」と呼ばれるようになっていた。
当時は名鑑に乗っている人ならば、タレント名を言われるとその所属事務所名を即答できるほどだった。
 その当時の経験が「脇役好き」に拍車をかけたようだ。

 最近はずいぶん知識量も減ったが、それでも役者の顔を見れば60パーセントくらいはその名前を言える。
特にAD時代に一緒に仕事をしたことのあるタレントさんならばほぼ完璧に覚えているし、人によってはその当時のマネージャーの名前まで思い出せたりする…って、何の自慢にもならないのだが…(^^ゞ

 そう言えば並樹史朗さんは先日ファミリー劇場で放送していた「稲川淳二の恐怖物語4」(主演・藤谷美紀)の中でも医者の役をやっていたなぁ…

そんなことを考えながら3時頃までTVを見ていて、そう言えば生ビデオテープが一本もなかったことを思い出して、ビデオテープを買いに出かけた。

 どこに行こうか考えながら車を走らせ、結局、これといった理由もなく次郎丸のヤマダ電器へ行った。3本パックのビデオテープを買ってから今度は小田部の古本屋へ行き、以前から探していたコミックスをチェックしたが無かったので暫く店内を散策した後何も買わずに店を出た。
 昼メシを食べていなかったので多少空腹を覚え、すぐ隣のブロックにあるケンタでチキンを買い、さらに帰りしな少しスーパーで買い物をして帰宅した。

 今日の晩メシは昨日の豚しゃぶの残りに買ってきた春菊を加えて煮たものをごまだれで食べた。
うーん、やっぱり豚しゃぶはごまだれか良いねっ!


 さーて、今夜は毎度お馴染み『世界ふしぎ発見!』の放送日。

 TBSの男性局アナ・安東弘樹というミステリーハンターの人選には若干の不満もあったが、日本近代登山の父・ウェストンについてのレポートは意外に見応えあった。
「トリビアの泉」ではないが、「へぇ〜っ」と感心することしきりだった。

 高校の修学旅行で上高地に行ったとき、かっぱ橋や大正池付近の風景がことのほか好きになって、現地で買った絵葉書をずっと大切にしていたこともあった。
TVではあったが、久しぶりに見た風景に思い出が甦り、とても懐かしく嬉しい気持ちになった。
 やっぱり『世界ふしぎ発見!』は最高です。

 槍ヶ岳山頂に到着したときの山頂からの大パノラマも素晴らしかった。ロケも山頂到着の日が晴天で本当に良かった。
到底無理な話だが、安東アナのように僕も槍ヶ岳に上ってみたい気分にちょっとだけなった。

コメント