盆休み最終日〜。だけど今朝は結構早起きなのだ。
7時に起きて8時20分頃には家を出た。

 中洲で母と待ち合わせて大分方面へ〜。
 以前から今日は、母から「どこか温泉にでも連れて行って」と頼まれていたので別府に行くことにした。

 中洲を出発したのが8時45分頃、9時10分頃大宰府I.Cから入って鳥栖JCTを東へ曲がり、大分自動車道路へ。
 それにしても大分自動車道路は相変らず車が少ない。これでは高速料金で建設に掛かった巨額の資金の元を取るなんて何百年経ってもムリだろうなぁ…
な〜んて、国土交通省や道路公団に対して要らぬ心配を抱いてしまう。

 11時頃には別府I.Cを下りられるだろうと思っていたら、例によって日出JCTから先、濃霧のために50km/hの速度規制。大分ってな〜んでこんなに霧が多いんだろう。ひどいときは杷木町辺りから日田〜湯布院辺りもずっと濃霧が立ち込めていることもあるし、由布岳なんて全然見えない日もある。そう考えると今日はまだマシなほうだ。別府湾S.A近くから霧が深くなり始め、明礬大橋の辺りはライトを点灯しなければならないほど霧が深かった。

 だが計算通り11頃には別府I.Cから下り、やまなみハイウェイから続く大通りのT字路を右折。小倉橋を渡った少し先から直角よりやや深めに左折し、明礬温泉に向かった。あちこちから湯煙が立ち上る様子を見て、「やっぱり別府ならではの風景だなぁ」なんて思いながら道をどんどん登っていくと、少し大きな右カーブのところ左側に、目的の『湯の里』はあった。
車を駐め、中に入った。

 藁葺き屋根の家族風呂が立ち並ぶ横を通り、露天風呂へ向かったが、結構登らされた。
 露天風呂の入り口、券売機で600円のチケットを買い、母と僕はそれぞれ女風呂、男風呂に別れた。 

 脱衣所でロッカーの中に脱いだ服を収め、タオル一枚だけを持って脱衣所を出た。脱衣所の前には土間の通路を挟んで木造の小屋になった10畳くらいの内風呂がある。しかし内風呂のほうは後回しにし、左に曲がって大露天風呂に向かった。外側に廻らされた垣根に面して個人個人体を洗える席(?)が16〜8人分あり、僕はその真ん中辺りで先に全身を洗った。
大露天風呂というだけあってかなり広い。浴槽は一度に20〜30人くらい入っても、そう窮屈でもなさそうだ。天然の大石を組んである岩風呂で、足元に気を付けなければ足の指を石で打ってしまいそうだが、奥に行けば底面の凸凹もほとんどない。
 少し青みがかった乳白色の湯は見るからに色々な効能が期待できそうだ。

 僕の晴れ男ぶりは今日も存分に発揮された。車を下りて露天風呂に入るまで、曇天ながら少し陽も照っていたし、雨は降る気配も無かった。暫くお湯に使ってのんびりしてから、岩風呂の浴槽を出て、内風呂に向かった。
こっちの浴槽は木製だった。浴槽に入って間もなく、雨が降り始めた。僕の他7、8人くらいの客が露天に入浴していた。まだパラパラと降る程度だったので一時は皆そのまま入浴していたが、雨脚が少し強くなってきたので、一人、また一人と内風呂のほうに移動してきて、気づくと露天の客は全員内風呂に移動していた。
あまり人が増えてきたので、外へ出て露天の方に向かうと、なんと、間もなく雨が上がった。
 一番奥に飲料水の蛇口があり、横にコップがかけてあったので水を一杯飲んだ。すぐに浴槽には入らず、暫く外の景色を楽しんだ。
 標高350メートルで別府でも一番高い位置にある露天風呂というだけあって、眺望はなかなか良い。明礬大橋もよく見える。晴天でもっと空気が澄んでいれば橋の向こうに別府湾の景色ももっと楽しめたことだろう。

 11時45分頃風呂を出て休憩所に戻ってくると、母のほうはまだのようだったので、下に駐めていた車を露天風呂から近い上の駐車場に移動した。
 このとき車に戻ると、なんとライトが点いたままだった。何十分もその状態で放置していたのだ。
「げっ!やっべーっ!」
バッテリー上がってたらどうしよう?と、キーを回すと…何のことはない、アッサリとエンジンは掛かってくれた。ラッキー!
上の駐車場に車を駐め、休憩所に戻ろうとしたら母はもう出てきていたので母が来るのを待って車に乗って出発した。ちょうど12時頃だった。

 昼食、母は「『フォルクス』でステーキ食べたい」と言うので大分県内に1軒だけあるフォルクス大分市宮崎店へ向かった。
 明礬温泉から道を下りて、来るときに左折してきた小倉町の辺りの交差点を左折し、ずっと大通りを道なりに進み、有名な鉄輪温泉付近を通過、ローソンのある交差点を右折した大きな道が国道10号線だ。ローソンの裏手にはいつものごとく巨大なフェリーが停泊していた。
この交差点を右折する為に右折車線の車列に並んでいたとき、突然、すごい雨が降り始めた。
 だが、10号線を南下し別府タワーを通過する頃にはもう雨も殆ど上がっていた。…と大きな山が眼前に現れる。猿で有名な高崎山だ。高崎山の東側をぐるりと迂回するように走っている10号線を通っていると高崎山入り口とマリンパレスが見えた。
母と「僕が小学生のとき父の車で来たね」などと会話しながら市内中心部に入り、大道陸橋北の交差点を右折。大道トンネルを抜け、大道バイパスの府内大橋を渡るとすぐに宮崎の交差点。交差点の少し南にフォルクスはあった。ここのフォルクスは浜勝と向かい合って建っていた。

 店内に入り、今日限定のメニュー「国産牛ステーキ」を紹介されたので二人ともそれにした。
飲み物とサラダバーを付けると、二人分で5000円近くになった。
国産牛と言うから柔らかく美味しい肉を想像したのだが、期待に反して随分堅い肉だった。
メニューには岩手か山形辺りの牛だと書かれていたが、折角大分なんだから豊後牛使えよー!
母が以前からサラダバーをいたく気に入っていたので今日もフォルクスにしたのだが、正直僕としては多少値は張っても他のステーキハウスで美味しい豊後牛が食べたかったなぁ。

 店を出て元来た道を戻り、大分I.Cから高速に入ったのは1時45分頃だった。

 走りながら母にOが結婚することを話した。
実はOに彼女が居ることも、婚約していることも母には全く話してはいなかった。
話せば、まだ結婚するような彼女が居ないことについて僕への風当りが強くなるだろうことは火を見るより明らかだった。事実同級の友人で未婚は、もう僕とOくらいのものだ。
 母の反応は予想した通りのもので、早く結婚相手見つけて結婚しろと暫く繰り返していた。
 今日母にOの結婚を報告したのは10月の結婚式までもう2ヶ月しかなく、僕も出席するのでそろそろ話しておく必要があると考えたのだった。
 
 お盆休み最終日で時間も3時を過ぎているので九州自動車道の鳥栖〜大宰府間の上り車線は渋滞が予想されたので鳥栖JCTを西に貫いて東背振I.Cで高速を下り、国道385号線を北上して坂本峠を越え、那珂川町から春日市に入り、実家で母を降ろした。時間は4時10分頃だった。
 帰途南区を通り、寺塚の靴の流通センターでスニーカーと黒革靴を買い、更に近くのマルキョウで夕食の食材を買って帰宅した。

 晩メシはゴーヤーチャンプルー。かなり美味しい出来だった。昨日の「チューボーですよ」も同メニューだったが、間違いなく僕のは「星三つですっ!」

コメント