ここのところ、ずっと続いていた北九州市八幡西区の現場、今日が最終日だった。
 振り返ってみると約2週間、よく毎日マイカーであんな遠くまで通勤したものだ。
 マイカーを足にしている隊員は、二人以上の現場で同乗者が居ればガソリン代が全額支給される。一人現場の場合は公共交通機関の料金に換算されるのだが、不景気のせいで昨年から、公共交通機関料金の場合500円までしか出なくなってしまった。
ただし、遠方(往復100km以上くらい)に行くときは一応一人で行っても(“遠方手当”の意味合いもあるのだろうか)ガソリン代が全額支給される。
僕の場合、マイカーの燃費を7km/lで会社に報告してあるので、1リットル100円の計算で支給される。
この現場に通っている間、走行距離は1日平均で約130kmだった。
連日の長距離で車も随分疲れていることだろう。
 先週の木曜日くらいだったか、仕事から帰り、家に帰る前に寄ったスーパーでの買い物を終え、駐車場から車を出そうとすると、「あれっ?」
右側、後ろのタイヤがおかしい。空気が抜けているらしいのだ。運転感覚に異常を感じたまま、殆どアルミホイールで走っているような状態ですぐ近くのよく行くセルフ・スタンドへ。
店員に話をすると「タイヤ見てみます」とのことで車から外して検査して貰った。
暫く待たされた結果、ムシゴムが腐食して穴が開き、隙間が出来ていたのだった。
ムシゴムを交換すれば何の問題も無く、金額的にも1000円で済んだ。
 でも本当に家の近所で良かった。
翌日も北九州まで出勤しなければならないし、その日や翌日の北九州までの往復の最中でタイヤの空気が抜けていたら、随分面倒なことになっていただろう。それ以上に、帰りの高速道路で走行中に突然起こっていたら…などと考えるとゾッとする。

 前にもこの日記に書いたが、この北九州の仕事はかなり暇で、一日、時間が流れるのが随分ゆっくりに感じられた。
 こういう暇な現場では、服の中にイヤホンを通してこっそりラジオを聞いていることが多い。
FMも聴くことがあるが、仕事中に聴くにはAM放送に限る。情報量が多いうえに内容も面白く時々のバカ話も楽しい。更にタイムテーブルのパターンを記憶してしまえば、時計や携帯などを見なくても、放送の内容で時間を知ることができるという利点もあり、中学生時代からずーっと贔屓のRKB毎日放送は常に毎日のタイムテーブルが頭の中に入っている。
 午前から午後にかけてのワイド番組ではリスナーからのメッセージを受け付けているものも多く、その日のテーマに沿ったメッセージが毎日数多く届けられているようだ。受付方法も電話、FAX、E-mailなどがある。
 平日の9時〜11時55分の『坂口卓司のいちばん出し』と土曜日6時30分〜10時『晴れ、ときどきヒーマン』には、僕も以前から、暇で、携帯メールを打つだけの余裕があるような現場の場合、時々メールでメッセージを送っていた。
 仕事が休みになって自宅に居るとき、その時間に
起きていれば、PCのメールやFAXで送信したことも何度かあった。

 今日の『坂口卓司いちばん出し』のテーマは、
「あなたの周りの80歳以上の人」というもので、
メールでメッセージを送信すると、ほぼ全文忠実に読んでくれた。
これまでにこの番組や、その前身だった『はだか一貫20貫』で、メッセージが読まれたことは20回くらいあったと思う。だが一番最近は4月頃だったと記憶している。だから実に5ヶ月ぶりくらいだ。
 ラジオなどでメッセージが採用され、それが読まれて放送に流れるのは、やっぱり嬉しいものですねー。

 昼休み、この現場ではいつも木屋瀬駅のすぐ近くにあるオープン間もないセブンイレブンで買っていたのだが、今日は最後だった。
買い物を済ませ、背中に「ありがとうございましたぁ!またお越し下さいませぇー」という言葉を投げかけられ、小声で「多分もう当分来ることはありませんよー。残念ながら…」と言いながら店をで出た。
午後1時半頃、遠くからゴロゴロ聞こえてきたので空を見ると北のほうにどす黒い大量の積乱雲の塊が浮かんでいて、ゆっくり徐々にこちらののほうに近づいてきている。上空は澄んだ青空で、太陽もサンサンと降り注いでいるに、ちょっと北のほうは大きな雲で、5kmほど北のほうは確実に雨が降っているだろうと思われるような雲の色で、時々雲の中を稲妻が走ったり、地上に突き刺さるように落ちてくる様子は、まるで雷神が巨大な光の槍を地上めがけて投げ落としたようだった。
上空を見上げると、厚い積乱雲の一番端っこが、様々に形を変えながら、モコモコモコッと空を流れている様子が面白く、しばらく眺めていると少し首が痛くなった。
「おー!やっぱり晴れ男の僕には積乱雲も近寄り難いよーだなぁ」
本当に不思議なくらいに、真上だけは雲が掛かることなく東に流されて行くのだ。
でも暫くすると遂に頭上にも雲が流れてきて陽光を
遮るほどになった。
でも雲の端っこのほうなので結局雨が降ることはなかった。
 今日は作業の最終日なので作業が全て終わってしまえば僕の仕事も終わる。
いつもは5〜6時くらいに終わるのが、3時には終わった。
いつもより早く終わってラッキー!

今朝、TVなどで占いなど全く見ずに来たのだが、きっと今日の運勢はかなり良かったに違いない。
そう思いながら帰途についた。

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