ラ〜ブラブ、マンハッタ〜ン♪
2003年12月18日今日は取り立てて日記に書くほどの事は無かったのだが、毎週見ていた『マンハッタン・ラブストーリー』が最終回だった。
元々、好きな酒井若菜ちゃんが出るというので見始めたのだが、バカバカしさと無理のありすぎる設定が面白く、まるで舞台で演じられているラブ・コメディ劇を見ているような感覚に陥った。
大人舞台の劇作家であるクドカン(宮藤官九郎)の脚本だからそういう雰囲気が感じられるのも分かるような気がする。
酒井若菜ちゃんや塚本孝史クン、森下愛子さんのようなクドカンワールドのキャスティングに、キョン2、ミッツィー(及川光博)などの派手目のキャスト、更に船越栄一郎さんや尾美としのりさんのように一種独特の存在感を持った役者さんや、松尾スズキさんのように舞台で培われた演技力と持ち前の起用さが十二分に発揮されている役者を上手く遣っているのが良い。
ただ、クドカン作品には必ずと言って良いほど出ている阿部サダヲさんが一度も出なかったのは少し寂しかった。
その代わりだろうか?同じ「大人計画」からは猫背椿さんと池津祥子さんがどちらもかなり奇妙な役で出ていたのは笑った。
『I・W・G・P』では主演が長瀬(智也)クンだったが、今度は松岡(昌宏)クンとは…。
クドカンさん、次は山口(達也)クン?それとも(国分)太一クン?…意外にリーダー(城島茂)だったりして…。
リーダーはあまりクドカン作品に出そうなイメージないなぁ…。どっちかってゆーと、やっぱりリーダーは藤田まことさんの部下の刑事役のイメージが強かったからなぁ…。ところで『はぐれ刑事』のリーダーは小川範子ちゃんとはどうなっちゃったんだろう?
でもこのドラマ、松岡クンは独白ばかりで撮影時は殆ど喋らないキャラだったが、演じるのはかなり難しかったことだろうと推測される。
確かに「ナースのお仕事」辺りに出ていた頃と比較すると随分演技が上手くなった…というより、器用に演じることが出来るようになった気がする。
役者は時代劇を経験すると一気に成長するようだ。
現代に於いて時代劇は著しく「非現実」の世界なので、その役をリアルに演じる為には自分であれこれ試行錯誤するしかない。だから結果的に「演じるための想像力」が養われるのだろう。
しかもNHKの大河ドラマならば視聴者層が驚くほど広く、実在の人物を中途半端に演じたりしていると、その人物のファンや研究者からクレームが殺到してしまうことも充分考えられる。
孤高の美剣士と謳われた佐々木小次郎なら尚更だ。
しかしまぁ、もう、メッチャクチャなドラマだったが、そこがまたメッチャクチャ面白かった。
TV見ながらツッコんでしまうこともしょっちゅうだった。
「赤い女」なんて大きくボンネットに書かれたままのタクシーでそのまま営業してたり…。
「ウエハース買ってくる」と店を飛び出した後、上着や蝶ネクタイ、付け髭投げ捨てたままなのに、戻ってくるとしっかり全部付けていたり…。
土井垣さんの声はTVのナレーションでもすぐに分かるのに、コスモピンクのマスクつけているだけで、好きな赤羽さんの声だということに気付かないなんて…。
いつの間にかコスモレッド&ピンクで有り得ないことに空飛んでいたり…
今日の最終回なんか、人間が猛スピードで走って首都高入ってって車に追いついちゃうし…。
こんな早く走れる人間だったら、絶対カール・ルイスよりもベン・ジョンソンよりも遥かに速いって!
『I・W・G・P』や『木更津キャッツアイ』など、クドカンの、こういうマンガチックなドラマも、やっぱり面白いなぁ…。
クドカンさん、次回作も期待してますよ。
***********************
第5話
国鉄駅に「雑餉隈」と命名された当時、この地名はかなり広域的に使用されていた。
だが現在、歴史化の研究によると本来の「雑餉隈」はそのエリア外にあったと考えられている。
隣の大野城市、筒井から山田という住所の地域が、平安時代頃に「雑餉隈」と呼ばれた地域なのだ。山田4丁目から県道112号線を挟んだ一帯に、現在、唯一雑餉隈という町名が残っているのはその名残りと考えられる。
“雑餉”というのは、ご馳走、食事、食料という意味の「雑餉(ざっしょう)」で、平安時代は太宰府の官庁で働く官員のための食料倉庫がこの地にあったらしい。事実、山田2、3丁目の御笠の森遺跡では当時のものと思われる高床式倉庫の遺構らしきものも発掘されている。
更に“隈”というのは「屈曲した谷間の地域」または「屈曲した川の近く」という意味で、例えば「千曲川」の「曲」の文字に宛てられている「くま」という読み方と同一のものだ。
この近辺の少し古い地図を見れば一目瞭然だが、御笠川はこの辺りで大きく屈曲している。
つまり「雑餉」倉庫のある「隈」から転じて「雑餉隈」となったものだ。
…今日は、ちょっと筆がのらないので、ここで終わりです。次回に続く…
元々、好きな酒井若菜ちゃんが出るというので見始めたのだが、バカバカしさと無理のありすぎる設定が面白く、まるで舞台で演じられているラブ・コメディ劇を見ているような感覚に陥った。
大人舞台の劇作家であるクドカン(宮藤官九郎)の脚本だからそういう雰囲気が感じられるのも分かるような気がする。
酒井若菜ちゃんや塚本孝史クン、森下愛子さんのようなクドカンワールドのキャスティングに、キョン2、ミッツィー(及川光博)などの派手目のキャスト、更に船越栄一郎さんや尾美としのりさんのように一種独特の存在感を持った役者さんや、松尾スズキさんのように舞台で培われた演技力と持ち前の起用さが十二分に発揮されている役者を上手く遣っているのが良い。
ただ、クドカン作品には必ずと言って良いほど出ている阿部サダヲさんが一度も出なかったのは少し寂しかった。
その代わりだろうか?同じ「大人計画」からは猫背椿さんと池津祥子さんがどちらもかなり奇妙な役で出ていたのは笑った。
『I・W・G・P』では主演が長瀬(智也)クンだったが、今度は松岡(昌宏)クンとは…。
クドカンさん、次は山口(達也)クン?それとも(国分)太一クン?…意外にリーダー(城島茂)だったりして…。
リーダーはあまりクドカン作品に出そうなイメージないなぁ…。どっちかってゆーと、やっぱりリーダーは藤田まことさんの部下の刑事役のイメージが強かったからなぁ…。ところで『はぐれ刑事』のリーダーは小川範子ちゃんとはどうなっちゃったんだろう?
でもこのドラマ、松岡クンは独白ばかりで撮影時は殆ど喋らないキャラだったが、演じるのはかなり難しかったことだろうと推測される。
確かに「ナースのお仕事」辺りに出ていた頃と比較すると随分演技が上手くなった…というより、器用に演じることが出来るようになった気がする。
役者は時代劇を経験すると一気に成長するようだ。
現代に於いて時代劇は著しく「非現実」の世界なので、その役をリアルに演じる為には自分であれこれ試行錯誤するしかない。だから結果的に「演じるための想像力」が養われるのだろう。
しかもNHKの大河ドラマならば視聴者層が驚くほど広く、実在の人物を中途半端に演じたりしていると、その人物のファンや研究者からクレームが殺到してしまうことも充分考えられる。
孤高の美剣士と謳われた佐々木小次郎なら尚更だ。
しかしまぁ、もう、メッチャクチャなドラマだったが、そこがまたメッチャクチャ面白かった。
TV見ながらツッコんでしまうこともしょっちゅうだった。
「赤い女」なんて大きくボンネットに書かれたままのタクシーでそのまま営業してたり…。
「ウエハース買ってくる」と店を飛び出した後、上着や蝶ネクタイ、付け髭投げ捨てたままなのに、戻ってくるとしっかり全部付けていたり…。
土井垣さんの声はTVのナレーションでもすぐに分かるのに、コスモピンクのマスクつけているだけで、好きな赤羽さんの声だということに気付かないなんて…。
いつの間にかコスモレッド&ピンクで有り得ないことに空飛んでいたり…
今日の最終回なんか、人間が猛スピードで走って首都高入ってって車に追いついちゃうし…。
こんな早く走れる人間だったら、絶対カール・ルイスよりもベン・ジョンソンよりも遥かに速いって!
『I・W・G・P』や『木更津キャッツアイ』など、クドカンの、こういうマンガチックなドラマも、やっぱり面白いなぁ…。
クドカンさん、次回作も期待してますよ。
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第5話
国鉄駅に「雑餉隈」と命名された当時、この地名はかなり広域的に使用されていた。
だが現在、歴史化の研究によると本来の「雑餉隈」はそのエリア外にあったと考えられている。
隣の大野城市、筒井から山田という住所の地域が、平安時代頃に「雑餉隈」と呼ばれた地域なのだ。山田4丁目から県道112号線を挟んだ一帯に、現在、唯一雑餉隈という町名が残っているのはその名残りと考えられる。
“雑餉”というのは、ご馳走、食事、食料という意味の「雑餉(ざっしょう)」で、平安時代は太宰府の官庁で働く官員のための食料倉庫がこの地にあったらしい。事実、山田2、3丁目の御笠の森遺跡では当時のものと思われる高床式倉庫の遺構らしきものも発掘されている。
更に“隈”というのは「屈曲した谷間の地域」または「屈曲した川の近く」という意味で、例えば「千曲川」の「曲」の文字に宛てられている「くま」という読み方と同一のものだ。
この近辺の少し古い地図を見れば一目瞭然だが、御笠川はこの辺りで大きく屈曲している。
つまり「雑餉」倉庫のある「隈」から転じて「雑餉隈」となったものだ。
…今日は、ちょっと筆がのらないので、ここで終わりです。次回に続く…
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